空白期間について聞かれるか心配。
どう答えたら良いんだろう?
こんな悩みにお答えします。
記事の信頼性
この記事を読むことで「空白期間について聞かれた時の回答例、注意するポイント」についてイメージできるようになると思います。
空白期間を説明するときの注意点
具体的な回答例を紹介する前に、まずは注意点から説明します。
面接に臨む前にしっかり頭に入れておきましょう。
嘘をつかない
ここは断言しますが、嘘は確実にバレます。
なぜなら面接官は、あなたがどういった人物なのか真剣に見ているから。
これから一緒に働くかもしれないのですから、あなたがどんな性格で、どんなスキルがあるのか真剣に見るのは当然ですよね。
仮に面接の時にバレなくても、採用後の雇用に関する事務処理でバレます。
後々のトラブルを防ぐためにも嘘はつかないようにしましょう。
堂々と面接に臨む
オドオドした態度では仮に後ろめたい事が無かったとしても不採用となってしまう可能性があります。
空白期間があっても無くても、それを感じさせないような態度が大事です。
面接の時は胸をはり、大きな声で受け答えをしましょう。
空白期間を聞かれた時の回答例
この記事を読んでくださっている読者さんには、様々な理由で空白期間があると思います。
パターン別に結論から紹介していきますね。
何もしていなかった場合
→過去を反省していること、これからどうなろうとしているかアピール
病気が原因の場合
→現在どんな状態で、どの程度のペースで勤務できるか説明
日雇いの仕事をしていた場合
→経験してきた仕事について幅広い知識があることをアピール
資格勉強、留学の場合
→何を学び、仕事にどう活かすかアピール
家族の看病の場合
子育て期間の場合
→現在どんな状況で、どの程度のペースで勤務できるか説明
就職活動が長引いた場合
→数か月の場合は問題なし。一年以上の場合は「何もしていなかった場合」を参考にアピール。
それぞれ深堀してきます。
何もしていなかった場合
例文
今までの私は自分に甘く、多くの時間を無駄にしてしまいました。
しかし、そんな生活を反省し、これからは自分に厳しく問題に正面から向き合っていきたいと考えています。
たとえば、最近では○○について勉強を始めました。
このように私は少しずつではありますが変わっています。
過去を変える事はできません。
なので、これから自分がどうなろうとしているか話しましょう。
過去を反省し、現在は変わろうとしている事。
そしてこれから自分はどうなっていきたいのか話すと誠実な印象を与えますよ。
病気が原因の場合
例文
持病の療養のため、長期離職していました。
現在は検査のため月1回通院する必要がありますが、体調に問題はなく働くうえで支障はありません。
仕方のない離職理由ではありますが、採用する側にとっては確認すべき大事なことです。
なぜなら、採用後にどんな仕事をお任せできるか確認したいから。
せっかく採用してもすぐに退職してしまったら研修に使ったお金や時間がムダになってしまいますよね。
そうしたコストを抑えたいと面接官は考えます。
なので、ここでアピールすることは、自分の体調が現在どのような状態なのか説明すること。
しかし、なかには病名について答えたくない方もいると思います。
その場合、病名まで答える必要はありません。
たとえば、「上司とウマが合わなくて・・」といった感じで軽く流しましょう。
繰り返しますが、アピールすべきは自分の体調が現在どのような状態か。
仕事を続けていくうえで問題が無い事をアピールすると採用側も安心しますよ。
日雇いの仕事をしていた場合
例文
視野を広げるために今まで様々な職種を経験してきました。
この経験が御社でも活きると確信しています。
自分の経験した仕事については、たとえ日雇いの仕事でも記載するのがオススメです。
その経験がどこで活きるかわかりません。
たとえば、現場仕事を単発でやっていた場合、採用後にそうした分野に知見があるとして仕事を任せてもらえたり、重宝される可能性もあるでしょう。
自信を持ってアピールしてくださいね。
資格勉強、留学の場合
例文
○○について学ぶため離職しました。
この期間に得た知識を御社で○○といった形で発揮したいと考えています。
勉強のための空白期間は、面接で不利になることは無いでしょう。
今まで勉強してきたことを、採用後にどう活かすのかをしっかりアピールしてください。
家族の看病の場合
例文
家族の看病のため、前職を退職しました。
現在では体調も落ち着き、問題なくフルタイムで働く事ができます。
家族のための空白期間についても、面接で不利になることはまずないです。
現在どのような状況で、採用後にどの程度のペースで働けるのかを説明すればOK。
子育て期間の場合
例文
出産、育児のため前職を離職しました。
現在は手もかからなくなり、フルタイムで働く事ができます。
子育て期間も面接で不利になることはありません。
こちらも現在どのような状況で、採用後にどの程度のペースで働けるかを説明しましょう。
就職活動が長引いた場合
例文
私は○○という仕事に興味を持ち、この仕事に従事したいと考えています。
そのために長いブランクが空いてしまいました。
空白期間が数ヶ月の場合、ほとんど問題ありません。
この不景気の昨今、再就職まで数ヶ月かかるのは当たり前だからです。
やりたい仕事をするために就職活動の期間を長く取ったという前向きな姿勢を見せましょう。
しかし、離職期間が数年の場合は注意が必要です。
企業によってはマイナスに受け取る可能性もあります。
その場合、先に説明を「何もしていなかった場合」を参考に、自分にあった説明をしましょう。
空白期間は就職に不利になる?
ここまでざっくりと回答例を紹介してきましたが、現実的に考えると「やっぱり空白期間があると就職に不利じゃない?」と考える読者さんもいると思います。
確かにまったく影響が無いわけではありません。
面接官によって考え方が異なるため一概には言えませんが、たとえば空白期間が1年以上の場合は「働く意欲が無いのか」と思われる可能性もあります。
とはいえ、過去を変えることはできません。
では、どうするか?
自分の「過去」ではなく、これからの事をアピールする
面接官からすればあなたの過去は、あなたという人間を判断する1つの材料でしかありません。
過去にやましい事があるならば、それを反省していること。
そしてこれからどうなろうとしているかをアピールしていきましょう。
過去の経歴にやましい事がまったく無い人なんて、ほとんどいません。
私自身も大学を中退し社会に出て、時には嫌な思いもしてきました。
でも人生、不思議と何とかなっちゃうものです。
今は不安な気持ちもあると思いますが、本当に大丈夫なので気楽に臨んでください。
応援していますよ!
この記事を読んで少しでも勇気を持ってもらえればと思います。
今回はこれで以上です。