・ネットショップ運営の仕事に興味があるけど、自分にもできるか不安。
・どんな仕事があるんだろう?
・年収とか労働環境はどんな感じなのかな?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・そもそもネットショップとは?
・ネットショップ運営の仕事内容
・労働条件
・学べるスキル
記事の信頼性
自社ECサイトを立ち上げ、店長として最高月商4,000万円を達成。
現在は月商2億円以上の大型自社ECサイト運営会社に勤務しています。
この記事を読むことで、ネットショップの仕事内容、さらに働いたときのイメージまでできるようになると思います。
すでにネットショップの運営経験がある方にも新たな気づきがあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
そもそもネットショップとは?
基本的な知識からサクッと説明していきますね。
カンタンに言うと、「インターネット上の店舗」です。
インターネットから注文すると後日商品が宅配便で届くといったビジネス形態で、通販サイトや、ECサイトとも呼びますね。
有名な「Amazon」や「楽天」、「ZOZOTOWN」なんかもネットショップです。
今では利用したことがない人の方が多いんじゃないでしょうか。
ただ、ひとくちにネットショップといっても、色々な種類があります。
以下のとおり。
・モール出店型
例:Amazon、楽天、ZOZOTOWN
・自社サイト運営型
例:ヨドバシカメラ、ビックカメラ
・BtoB型
例:アスクル、モノタロウ
詳しく説明していきますね。
モール出店型
「インターネット上のデパート」をイメージしてください。
1つのモールの中にたくさんの店舗が出店する形態です。
特徴としては、圧倒的な取り扱い商品の多さですね。
自社サイト運営型
独自にシステムを組んでサイト設計をしているネットショップです。
一言でいうと、「インターネット上の小売店」ですね。
1つのジャンルに特化した専門性の高いサイトが多いです。
BtoB型
企業向けに商品を販売しているネットショップ。
オフィス用品をメインで販売しています。
事務職の方にはお馴染みかもしれませんね。
ネットショップ運営の仕事内容
じつに多岐にわたりますが、大きく分けて3種類。
・サイト管理
・事務作業
・配送業務
会社規模によっては、一人で複数の業務を兼任しているケースが多いです。
それぞれ説明していきますね。
サイト管理
主な仕事は以下のとおり。
この部門の仕事は「商品を売るまで」の動線を作ることです。
・商品アップ
・サイト設計
・決済手段の管理
・イベント企画
・プロモーション
・商品開発
・メルマガ配信
商品アップ
商品サンプルを仕入れて撮影~画像加工、サイト掲載まで担当します。
購入に結び付けるため、いかに商品をわかりやすく紹介できるかが重要。
SEOライティング、セールスライティングのスキルがあると重宝されると思います。
新商品の情報をいち早く知ることができるのは魅力的ですよね。
サイト設計
サイトデザインを決めるのがメインのお仕事です。
それだけではなく、商品カテゴリを分けたり、インフォメーションの位置や、問い合わせフォームの設置など、
お客様が使いやすいサイト設計をデータに基づいて決めます。
サイト設計は「ショップの顔」ともいえる重要なお仕事ですね。
決済手段の管理
商品代金をどのような決済方法で支払いできるようにするか決める仕事です。
現在は「銀行振込」や「クレジット決済」、「代金引換」など基本的な決済方法だけでなく、
「PayPay」や「LINEPay」、「後払い決済」など、様々な種類の決済方法が増えてきています。
システムとどうやって連動させれば良いのかなど、プログラミングスキルも求められるお仕事です。
イベント企画
年末年始の福袋、決算セールなど、商品を販売するための様々なイベント企画を考える仕事。
イベントに必要な商品の確保や、事前告知のためのバナー作成など、やることは意外と多いです。
売り上げを上げるためのアイデアを沢山出せる人が向いていると思います。
プロモーション
広告運用により、サイトを訪れるお客様を増やすお仕事。
主にSEO、リスティング広告、アフィリエイトなどで広告運用するのが一般的です。
専門性の高い仕事で、運用できる人が少ないため、運用できる人材は非常に市場価値が高いです。
商品開発
自社オリジナル商品の開発をするお仕事。
商品需要を分析してオリジナル商品を企画し、複数の工場へ見積依頼をします。
その後、製造ロット、単価、性能などを比較して発注先を決めます。
ほかにも商品企画書の作成や、販売ルートも考える必要があります。
私自身にも経験がありますが、自分の企画した商品が世の中に出回るのは本当にワクワクしますよね。
メルマガ配信
セールの告知をしたり、おすすめ商品の案内をするメールマガジンを執筆、配信するお仕事。
お客様にリピーターになってもらうために重要な仕事の一つです。
セールスライティングなどのスキルがあるとスムーズにこなせると思います。
事務作業
サイト管理が「商品を売るまで」に対して、この部門の仕事は「商品を売ったあと」です。
・発注業務
・顧客対応
・経理業務
・人事管理
発注業務
毎日の発注数を決めて、取引先へ発注書を送る仕事。
売れた商品の補充だけでなく、今後売れるであろう数量も予測して発注する必要があります。
どうやるかというと、繁忙期や閑散期、成長率といった、あらゆる過去の販売実績に基づいて予測値を出します。
なかなか奥深い仕事なので、やりがいがあると思います。
当然ですが商品が無いと売り上げも上がらないため、毎日かかせない業務ですね。
顧客対応
お客様からの問い合わせ対応から、クレーム対応まで様々な問題を解決するお仕事です。
電話での受注なんかもあったりしますね。
現在ではメールやチャットで用事が済んでしまう世の中ですが、直接お客様とお話できる貴重な場のため、あえて窓口を残しておく企業もあります。
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経理業務
商品の仕入代金の支払いや、従業員のお給料の支払い、売り上げ金額の計上など、会社の財務担当です。
この部門がないと事業自体が回らないため、こちらも非常に重要な仕事の一つです。
人事管理
従業員の勤務管理や、シフト管理などがメインの仕事です。
定期的な面談の場を設けて従業員の意見を取りまとめたり、内側から事業を支える縁の下の力持ちですね。
配送業務
こちらも「事務作業」と同じく「商品を売ったあと」のお仕事。
非常に多くのスペースが必要な作業なので、多くの企業では別拠点で作業を行ったり、外注したりします。
・商品管理
・梱包、発送業務
商品管理
入荷商品が問題無いか検品してシステムに反映させます。
商品が汚れたり、破損しないように棚を整理、掃除をするのも業務の一つです。
他にも定期的な棚卸があったりしますが、このへんは実店舗と一緒ですね。
梱包、発送業務
伝票を発行し、商品をピッキング(必要な品物を集めること)、梱包して発送します。
なかには重たい商品もあったりするので重労働な職場もあると思います。
ほとんどの会社がシステムで自動的に伝票発行し、梱包~発送も機械化してたりしますね。
ただし、梱包作業のシステム化には多大なコストがかかることから、勤める会社によって作業工程がかなり異なると思います。
なので、もし自分にできるかどうか心配なら、職場に直接問い合わせてみると良いですよ。
労働条件
コロナ禍の影響による外出自粛や巣ごもり需要も手伝い、通販業界は右肩上がりの成長率を保っています。
技術の進歩により、これからも成長していくことが予想される業界なので、未経験者でも大歓迎といった状態です。
以下データの通り、年収も全国平均以上であり、将来が明るい業界といえます。
※出典:職業情報提供サイト-ネット通販の運営-就業者統計データ
学べるスキル
インターネットビジネスに必要なスキルをほぼ網羅していると思います。
担当する仕事や会社規模によっても異なりますが、
ざっと考えるだけでも、これだけの身につくスキルがあります。
・Webマーケティングスキル
・戦略立案能力
・プログラミングスキル
・Webライティング、SEOライティングスキル
・広告運用(SEO、リスティング広告、アフィリエイトなど)
・オペレーションスキル
・在庫管理
・倉庫管理
ネットビジネスの経験を積みたい方や、将来の選択肢を増やしたい方には、ぜひオススメしたい業界です。
もし面接で不安なことがあるなら詳しく解説した記事がありますのでチェックしてみてください。
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まとめ:迷っているなら飛び込んでみよう!
どうでしょうか?
ここまでネットショップの仕事内容を書き連ねてきましたが、少しでも「自分にもできそう!」と思っていただけたら幸いです。
個人的な意見を言わせてもらうなら、転職しようか迷っている人は「転職すべし」です!
というのも、得られるビジネスの経験値が非常に高いから。
新商品の情報を誰よりも早く入手できたり、試食会なんてのもあります。
他にも会社によっては社販制度を設けていて、普通に商品を購入するよりも安く手に入れることだってできちゃいます。
そういった意味でもメリットが沢山あるんですね。
今は右肩上がりの業界のため人材が不足しているので、未経験者でもしっかり教えてくれる企業もいっぱいあります。
私が初めて自社ECサイトを立ち上げた当時、たった2人で運用開始しました。
当時ほとんどの作業を私一人が担当していて、本当にしんどい日々が2年近く続きました。
しかし、その結果どうなったかというと、今回ご紹介したどの作業も人並みにこなせるようになりました。
つまり、大変な日々を過ごしましたが、引き換えにネットビジネスの知識を得ることができたんですね。
そうなると、将来の選択肢が一気に広がります。
たとえば、私のように本業とは別に副業でブログを立ち上げてみることも可能。
なので、もし将来独立してネットビジネスを展開したい場合は、スキルを積む場として転職するのがかなりオススメです。
この記事を参考にして、ぜひ検討してみてください!
今回は以上です。